アメリカ旅行日誌【3日目】サンディエゴからロサンゼルスへ!
(ロサンゼルスの海辺のリゾート、ヴェニスビーチにて)
アメリカ旅行日誌【3日目】サンディエゴからロサンゼルスへ!
今朝も時差ボケなのか、朝6時にはスッキリ目が覚めた。
お腹は空かなかったので朝食はスキップ。
準備を終えてリビングに出て、眠そうな猫ちゃんにだけ挨拶をして外に出る。
結局ホストには会えなかったな、と思いながらアパートのゲートを出るとすれ違った女性が「あなた、Airbnb?」
やっと会えた!
泊まっている間は一度もホストに会えなかったのだが、やっとここで出会えた。Airbnbのプロフィールでも顔は知っていたが、40代くらいの笑顔が明るい女性だった。「本当にいい部屋だったよ。ありがとう!」などと言ってお別れ。マジでいい家だった。次来るときも泊まりたいくらい。
(2日目にはもう堂々と膝に乗って来る猫ちゃん)
さて今日はサンディエゴを離れ、ロサンゼルスへ移動する。
実はここの交通手段をすっかり失念しており、1日目の夜にあわててバスをオンライン予約していた。
この交通手段については備忘録&Tipsということで紹介しておく。
まず、サンディエゴからロサンゼルスには電車でも行ける。アムトラックという全米規模の鉄道で、路線が海沿いを走ったりしてたいそう綺麗だそうだ。しかしちょっと高いので今回は却下。
ということでGrayhoundという長距離バスに乗ることにした。
まずはUberで停留所まで移動し、そこからバスに乗る。日本でいう高速バスみたいなものでチケットはオンラインで簡単に購入できるし、あとはApple Walletに登録しておいてちゃんちゃんという感じ。
なのだが、メリットデメリットがある。
メリットとして、グレイハウンドはサンディエゴとロサンゼルスを結ぶ公共交通機関で最も安くて便利なことは間違いない。値段は確か20ドルくらいだったし、路線バスではないので途中で止まったりせずに目的地までダイレクトで到着する。
一方でデメリットは、治安と設備が悪い。
グレイハウンドの発着地点は低所得者層が多いエリアに配置されることが多く、実際にサンディエゴの出発停留所へUberで向かった時も正直震えた。
綺麗な道路にかわいいおうちばかりだったノーマルハイツから、サンディエゴの中心街を抜け、一気に暗い街へ突入。ゴミがそこらじゅうに散乱し、ぼろぼろの衣服で足を引きずり歩く人たちがちらほら。そして黒人、黒人、黒人…。
Grayhoundの停留所には必ず警官が常駐しているため、1歩たりともそこから出ないことが大切なんだそうだ。
クソでかいスーツケース(しかもド派手な黄緑色だ)を引きずったガリガリの日本人なんて瞬殺だろう。これがどでかいデメリット。
とはいえ、全米の主要都市は全てGrayhoundで繋がっているそうなのでお金が使い放題じゃないスタイルの周遊にはおすすめだ。
バッファを読み間違えてだいぶ早く着いてしまい、天気も悪く気温が低かったので停留所で震えていると、ガードのおばちゃんが「ロスへ行くの?ロス行きなら今あるからそれに乗っちゃっていいわよ」とチケットの時間より2時間も早い便に乗せてくれた。それで良いのか。
乗ってからはひたすらケツの痺れとの戦いなわけだが、隣のお兄ちゃんがずっと誰かと電話していて眠れはしなかった(し、このバスで眠ってはいけない)。
設備も悪いと書いたが、最後列は壊れたトイレの横にあって異様な臭いがした。(smells like urine と言うそうだ)
乗っているうちに色々と考えたのだが(この日記も大半の下書きはバスで書いたものだ)
圧倒的車社会のアメリカで長距離移動に公共交通機関を使わなければいけない人がどんな人なのか。よくわかった。
そして「ん、治安が変わったな」と思うきっかけがゴミや建物の故障よりも歩いている人たち、端的に言えば黒人が増えたことで1番よく分かるという残念な事実。
あまり海外経験がないため、治安について意識することは少なかったが、やはりアメリカでは人種と貧困が強く結びついていると思った。そして白人でもなく黒人でもないアジア人旅行者は最弱だとも。
などと考えていたらロサンゼルスに到着。ネットの情報によると全米に数あるGrayhoundの停留所の中で、LAの停留所は治安がぶっちぎりのワースト1位だそうだ笑。
到着が真っ昼間の13時とかだったのでまだマシだったが、たしかに周りの雰囲気はあまり良くなさそうだったのですぐにUberを注文し、ベニスビーチのホテルへ直行した。
今日から3泊するのがここ、ロサンゼルスの中でも特に賑わうビーチ、ベニスの浜からわずか徒歩1分のRose Hotelだ。
旅行計画の際、LAでの宿泊地とホテル選びはかなり時間を使った。LA市はとても広いため、宿泊地を間違えると観光地への移動にかなり手間がかかるし、人気のエリアのホテルは料金がとても高いからだ。
結局スケートボードパークが近いこととビーチリゾートの雰囲気に誘われて場所はベニスを選び、あとは金額と評価がキャパに収まる範囲で各種サイトとにらめっこし、なんとかここを予約した。
レビューの類はbooking.comとtripadvisorが1番役に立った気がする。
日本の旅行サイトは料金がちょっと高くなっている(気がした)ので、英語が苦手でなければ上記のような海外サイトを活用するのがおススメだ。
部屋はベッドと洗面台だけの簡素な作りだが、清潔感があり、ただ泊まるだけならこれで充分。シャワーとトイレは共用だが部屋数が多くないのでいつも空いていたし、タオルもたくさん置いてあるのでとても便利だった。
スタッフは若いサーファーガールのバイトって感じで気さくで簡潔。
ホテルに着いたら早速ベニスビーチに繰り出し、有名な浜辺の道路を歩くことにした。
ここにはたくさんの路面店と出店があり、ちょっとしたお土産を買うには絶好のエリアなのだ(結局お土産は買わなかったが)。することもないのでぷらぷらとベニスの端っこまで歩いた。
ここで初めて黒人に話しかけられることになる。
ここから何度か同じ目にあってかなり嫌な思いをしたのだが、ロサンゼルスの観光地にはCDの押し売りというのがよくある。
黒人が突然ぺらぺらの紙ケースに入れたCDを「free!」などと言いながら渡してくる。当然要らないので断るわけだが、「いや無料だよ。マジだよ。友好の印にさ、持って帰れよ」と言ってくる。マジで要らないので断るが「どこから来たんだ?日本?おれの彼女日本人だぜ!」(たぶん、いや絶対嘘だ)などと言ってくる。どの黒人も同じ流れだったので書いておくと
「無料だよ」→「どこから来た?」→「日本には家族がいる or 彼女が日本人 or 妻が日本人だよ」→サインするよ →サインしたろ?or 受け取ったよな?→ 金くれ
これがマジで鬱陶しい。ネットでググるとやはり日本人が狙われて買わされるものらしい。実際CDに音楽が入ってるかどうかはいっこも買ってないので分からんが、日本人だと分かるとこれだから…。どいつもこいつも同じパターンだったんだが、巨大組織なのかマニュアルでも売ってあんのか。
ちょっと関係ないが、日本人と分かりづらいように旅行中は人が多いところではサングラスを掛けていた。もちろんカリフォルニアの日差しが眩しいのもあるけど、黒い目や日本人の目つきというのは何よりカモだと思われやすい。詐欺野郎たちも中国人には面倒だから話しかけてないようだったし、これは結構必要なテクかもね。
まぁ、そんなこんなでベニスビーチを散策。超有名なスケートパークを眺めたり、ハンバーガーを食べたり、した。
夕方18時ごろホテルに戻ると日差しの強さと昨日のフェスでの日焼けが痛くてかなり体力を消耗しており、速攻寝てしまった。
この夜は、鼻の日焼けから出てくる謎の体液(たぶん鼻の表面に見えない水ぶくれがあってそれがつぶれたやつ)がずっと表面から垂れて来て気持ち悪くて悩まされ続けることになる。
続く