Half a year has gone.
ただ雑多な備忘録として、2つの項目について書いておく。
「転職」から半年
「瞑想」から半年
「転職」から半年。
新しい会社にも慣れて、仕事内容も理解して、順調といった感じ。チームはすごく良い雰囲気だし言いたいことは自由に言えて好きなように働ける。
高い目標を課せられているが手段は問わずに、というよりプロセスにどう自分のクリエイティビティを発揮できるかを試されている感覚がすごく肌に合っている。
人によっては「マイクロマネジメントがされていない」という不満があるようだし、細かいコントロールの不足でパフォーマンスが安定しないチームも確かにあるようだ。
とにかく、自分のポジションには至極満足している。
一方で、成長性については少し疑問がある。成長性というのは自分についてと会社全体について。
自分の成長については自分で責任を持って努力すべきことだが、あまり困難で挑戦的な業務は少ないように思える。前職は(主に業務量の多さになってしまうが)定期的に自分の限界に挑むような感覚があった。
もちろんそれが全て良い挑戦だったとは思わない。
明らかに終わらない作業量。朝まで働いても誰も助けてくれない。前提もわからない大プロジェクトに突然放り込まれたり、激怒したクライアントと協力会社の間をなんとか取り持って調整したり..。
恐ろしくなって音が聞こえなくなって視野も狭まるような感覚。とても思い出したくない経験ばかりだが、ハードルを越えている実感は確かにあった。
プレゼンの前日に明け方まで仕事してシャワーを浴びに帰って一張羅のオーダースーツに着替え、むかつく胃を無視しながらクライアントに向かう日。そんな日はもう訪れないんじゃないかとさえ思う。(スーツももう着ないだろうし)
ただ、よく考えるとあれらの挑戦的な仕事は全部降ってきたものだった。ジャンプの漫画が主人公のレベルに合わせてちょうど勝つか負けるかの敵を出してくるみたいに。
だからこれからは自分で敵を見つけに行かなきゃいけない。そういうことなんだろう。
会社全体の成長性。については、正直かなり厳しい。
ほぼ確実に10年後には残っていない会社だと思う。半分遊びみたいなサービス。全然シリアスじゃない。僕たちはGoogleにはなれない。だからこそ常に自分を磨き続けていつでも飛び出せるようにしておこうと思うんだろう。
でも、半分遊びだって心のどこかでわかっているからこそ、とてつもない経費をかけて会議をするためだけに全社員をサンフランシスコに集めたりするところは大好きだよ。
パーティがいつか終わるからって今を楽しまない理由にはならない。
「瞑想」から半年
11泊12日の瞑想修行に行ってからも半年が経つ。
「どんな変化があった?」って聞かれるのでここに書いておく。
まず、修行の最後に言われた「これから1年間、朝夕の瞑想を続けること」に関しては残念ながら1ヶ月目くらいでやめてしまった。リマインダーに瞑想を催促されることが憂鬱になってきたあたりですぐに止めた。それからは気が向いた時に30分ほどやるくらいにしている。
何が変わったかと言われても何も変わってないし、全てが変わった。
見た目にも変化はないし思考が冴えてるとも思わないけど、あの経験があるかどうかというのは自分の人生を完全に変えたと思う。なんだってそうだろう?初めてお酒を飲んだ日とそれ以前の人生じゃ何かが違うだろう。
1つ大きく変わったのは、物欲が無くなった。というより、欲望との向き合い方が変わったと思う。瞑想とミニマリズムが自分の中では強く結びついている気がする。
欲しいものができても少し考えるだけでそんなものは欲しくもなんともないと気づく。欲しいような気がしただけだ。
毎月使い切れない額の給料が振り込まれる。3ヶ月に1回は成績に合わせてボーナスも出る。でも欲しいものはない。自社株にしたり積立NISAとか現物株とかとにかく口座を空にするだけで家に物は増やさない。金額が増えていくのを見るのは楽しい。それは認めよう。
これが半年経った自分の気持ち。1年後にはAudiでも買ってタワーマンションに引っ越してるかも。anyways, またどこかで書きます。
Thanks,