海外経験ゼロの僕が外資系で転職活動をした記録 Part.4 -外資就活のすすめ-

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Part.4では特にシェアすることはないので、つらつらと思ったことを書いていきます。

 

この記事を書いている途中で外資就活についてよくまとめているサイトがあったので紹介。

theryugaku.jp

 

書いてあることが本当にそのままだなと思いました。

給料は確かにびっくりする額を提示されてさすがって感じでしたが、かなりの割合を成果報酬が占めていて成績が悪ければ辞めざるを得ないのがよくわかりました。契約書も今読み込んでいるところですが「30日前に告知してresignすることができる」とはっきり書いてありますね。

 

僕はまだ「外資就活」をしただけなので外資系で働いたことはありませんが、若いうちに実力主義で給料を上げていく点では優れていますが、歳をとってから腰を落ち着けて安定させるのは日系だなと思います。

 

新卒就活の時ももちろん外資を検討したことはありますが「新卒で外資に入ると一生外資でしか働けなくなる」という嘘か本当かよくわからない話を聞いてやめました。

 

外資というそうですが、若いうちから下手に年収が上がってしまって日系企業に入れず、かといって外資は入社後に昇給や昇格はかなり難しいため、ずっと外資を渡り歩いて「ジョブホッパー」にならざるを得なくなることもあるそうです。

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外資就活の感想

やってみた感想としては案外あっけなかったな、という印象。

というのも僕の場合は本当に今の職場のままでも良かったので、もし有名な外資に入れたら...という力試しのような気持ちで受けていました。正直まだ実感は無いです。

 

本当に素晴らしい選択だったのかは自分がこれからやっていくことで決まると思います。新卒採用は全くやっていない会社なので25歳の僕がおそらく最年少レベルに若い社員になるらしく、それでも周りのプロフェッショナルに追いつき追い越す成績を求められることへのプレッシャーはかなり感じています。

 

転職活動の感想

次はちょっと視点を変えて、転職というものそのものに目を向けてみます。

結論、かなり面倒だと思います。

 

外資はまだSkypeとかHangoutでいいよ~とか電話面接もたくさんやってくれますが日系ではどうなんでしょう。

 

企業の中途面接もエージェントとの面談も全部平日のBusiness Timeになるので、がっつりオフィスワーカーで1日中デスクにいるタイプの会社の人はどうやって転職活動するのか分からないです。休みを取るんでしょうか?

 

もっといえば地方に住んでいる人が東京本社の企業に転職したいときはどうなるのかなとか、自分はたまたま当てはまらなかったですが相当大変なのではないでしょうか。

 

僕の場合は自分の予定表に「GoogleMTG」と入れて退席していても、そもそも日常でGoogleと打ち合わせすることがあるので周りにも何の違和感も持たれないですがこれが違う環境だったらどうなってたか分かりません。

 

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ストックオプション

外資に入ってわくわくしたものの1つがストックオプションです。会社によっては厳密にRSU(Restricted Stock Unit)と呼ぶそうですが、キャッシュでの報酬のほかに一定条件を満たすことで会社の株の何%かをもらうことができます。

 

僕もそのうちもらえるようなので楽しみです。確定申告ではこの取得株についても提出が必要なんだそうですが、まぁ毎年どのみち発生する作業なので大丈夫かなと。たぶん自社株は自分の証券口座では買えなくなるのかな。

 

ストックオプションとの違いは良く分からないですが、日系企業にも持株会がありますよね。あれによって社員の自分の会社に対する当事者意識が増すのかなと思います。株を持っている限り経営に参画する権利があるわけですから自分の努力で会社の株価を上げてみんなでお金持ちになろうぜっていう。

 

 

 

-外資就活のすすめ-

最後に、タイトルにも書いた「すすめ」について。

 

まだ働いたこともない僕が言うのもなんですが、外資就活やってて楽しいしおすすめです。

 

まだまだ若手だけど今の報酬や年功序列に我慢ができないって人に超おすすめだし個人的に連絡いただければぜひサポートしたいです。

 

注意なのは今の会社を辞めたくなった時に転職を検討するのは結構きついかも。エージェント編でも書きましたが「今辞めたい人」っていうのは転職市場で足元を見られがちだし、精神的に余裕がないので1つ1つの不合格のダメージもでかいと思います。

 

あとは外資は選考のスピード感がめちゃくちゃ早いので、他に検討すべき候補者がいなかった場合には面接終わりに人事担当者が来て「合格です。次最終なので予定教えてください」って言われたり、電話面接の終わりに「今回はhiringしません」って言われたり...。

 

その辺はゲーム感覚が強まるんじゃないかなと。

とにかく面接が双方向でお互いに品定めする感じなので一方的に落とされたって感覚が薄い気がします。ここが日系就活で嫌な思いするポイントですよね。

 

あんまり日系disはしたくないですが、

面接官「へー、ケンブリッジ大学で物理学の博士なんだ。TOEICの点数は?」

というとんでもない愚問で有名な下記のブログとかは就活中読みました。

 

hajime77.com

 

なぜ企業は「雇ってやる」という上から目線の態度なのか?対等じゃないのか?むしろヘッドハンターからお勧めされたから、「じゃあ進めてもらって大丈夫ですよ」と受けてやっただけくらいの気分なのだが。

 ほんとにこんな気分で正しいと思いました。

 

まだまだ日本の就活は改善すべきところがたくさんあると思います。ただ、偉そうにこんなことを書いている自分もノースキル・ノーエクスペリエンスで新卒一括採用というハッタリ勝負のおかげで今の自分があると思うのでなんとも言いづらい..。総合職ってほんと便利な職種ですよね。

 

完全にスキル即戦力採用だけの就活になったらたぶん日本の文系学生は絶滅しますね。

 

ということで、Part.4はだらだらといろいろ書いてきましたが、この記事が皆さんの転職活動にちょっとでも貢献出来たら幸いです。

 

Bye,

 

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